Environment initiatives

環境への取組み

泉北高速鉄道株式会社は、南海グループの一員として「地球環境保全」を企業の使命の一つと認識し、すべての事業活動を通じて環境への影響を常に配慮し、自然環境にやさしい社会づくりに向けて行動しています。
鉄道は、CO2排出量が自家用自動車の約1/8と、環境負荷が小さい乗りものです。お客さまの交通手段として、地球環境にやさしい鉄道を選んでいただくため、特急「泉北ライナー」の運行など、より便利で快適な鉄道を目指して、様々な取組みを進めています。
また、物流の効率化に欠かせない流通センターを東大阪と北大阪で運営することで、大型トラックの都心への流入による大気汚染や、交通渋滞によるCO2増加などの環境問題の解決に貢献しています。

太陽光発電を積極的に活用

泉北高速鉄道株式会社は、駅や車庫、物流施設といった大きな建物の屋上等の空間を利用した太陽光発電設備の設置を積極的に進めています。
和泉中央駅ビル内コンコース等で使用する電力の約3割を太陽光発電でまかなうなど、省エネに貢献しています。

過去の設置内容

2013年7月
泉北高速鉄道和泉中央駅ビル屋上に設置(出力100kw)
2014年1月
北大阪トラックターミナル2号棟屋上に設置(出力997kw)
2016年2月
泉北高速鉄道光明池車庫屋上に設置(出力713kw)

東大阪トラックターミナル管理棟は、太陽光発電による電気を利用しています。また、ヒートアイランド現象への対策として、屋上緑化ならびに建物周囲へ緑地帯を積極的に施すとともに、都市ガス使用量を節減するコージェネレーションシステムなどの環境設備を導入しています。

環境に配慮した建築物の認証を取得しました

北大阪トラックターミナル2号棟は、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランクを取得、屋上に太陽光発電パネル設置、事務所・倉庫にLED照明や断熱ガラスを使用、雨水再利用など環境負荷に配慮免震構造で災害に強い点も評価されました。
※ 北大阪トラックターミナル1号棟及び2号棟は、「極めてすぐれた環境・社会への配慮がなされた建物」として「DBJ Green Building認証」を取得しています。

省エネ車両を導入

ブレーキをかけるときに発生するエネルギーを有効活用することで電力使用量を少なくする省エネ車両を導入。泉北高速鉄道の車両112両のうち88両(78.5%)は、省エネ車両です。また、車内照明のLED化を進めています。

全駅トイレリニューアルを推進

泉北高速鉄道の各駅では、お客さまの快適性と利便性向上を図るため、「快適なトイレ」
「やさしいトイレ」「きれいなトイレ」をコンセプトに、全駅のトイレをリニューアルしました。新型のトイレを導入することで、水使用の低減も図っています。
(2021年10月9日和泉中央駅、11月23日栂・美木多駅、2022年3月5日光明池駅、2023年3月31日深井駅リニューアル完了)

環境を通じた地域との共生

「地域の魅力・顔づくりプロジェクト<和泉中央>推進協議会」に参加し、和泉中央駅付近で清掃活動や植樹を行い、地域と協力しながら環境美化に努めています。また、「泉北さわやかクリーンキャンペーン」として、社員が各駅周辺の清掃活動を定期的に実施しています。北大阪流通センターでは、大阪府から「アドプトロード・宮島」の認定を受け、流通センターご利用の物流事業者様と協力して、周辺道路の清掃活動を行っています。

当社の環境への取組みは、南海電気鉄道株式会社の統合報告書に掲載しています。